福岡市のラーメン店「博多一双」が6月24日、新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)に出店する。
「昭和33年の下町」を再現した館内に、全国のラーメン店が時期ごとに入れ替わり出店する同館。本店のみのラーメン店や「ご当地ラーメン」と呼ばれるその地域にしかない店が出店する。
「博多一双」は福岡で育った山田晶仁さん、章仁さん兄弟が、2012(平成24)年に博多駅近くにオープンした博多ラーメン店。使用する豚骨、チャーシュー、麺、しょうゆなどの食材は福岡の業者から仕入れる。福岡市内で3店舗を展開し、これまでは「福岡に食べに来てもらいたい」と考えていたが、これからは「関東圏、そしてゆくゆくは海外にも知らしめたい」と同館への出店を決めたという。
ラーメンの特徴は、丼一面に浮かぶ脂の泡。「豚骨カプチーノ」と呼ばれ、SNS上で来店客が名付けた。豚の頭骨、背骨、げんこつを独自の比率で使い、それぞれを3つのずんどうで高火力・長時間炊き上げることで、脂と空気が混ざり合って一面の泡ができる。
同館営業戦略事業部の栗原幸司さんは「泡のマイルドさと豚骨の力強さが同居したスープを味わってほしい」と話す。
営業時間は日によって異なる。入場料は、大人=450円、小中学生・高校生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。