ドイツ・フランクフルトのラーメン店「無垢ツヴァイテ」が12月12日、新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)に期間限定出店する。
「昭和33年の下町」を再現した館内に、全国のラーメン店(時期ごとに入れ替わる)が出店する同館。30周年を迎える2024年に向けて、過去に出店したラーメン店が2年間かけてリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」を昨年7月に始めた。
プロジェクト26店舗目となる「無垢ツヴァイテ」は、ドイツ・フランクフルトで2010(平成22)年にオープンしたラーメン店。ヨーロッパ向けに日本食材を卸す商社で働いていた山本真一さんが、直接お客さまに日本食の魅力を紹介したいと独立して開いた。
フランクフルト本店は「無垢」の名前で営業。開業時は看板・ホームページも含めて一切の宣伝をしていなかったが、口コミで認知が広がり、数か月先まで予約が埋まるときもあった。同館には2014(平成26)年~2020(令和2)年まで、ドイツ語で「2番目」を意味するツヴァイテをつけた「無垢ツヴァイテ」として出店した。
今回は2014年の同館出店時に提供した「無垢Nullラーメン」の2023-2024年バージョンとしてラーメンを提供。化学調味料を使わず、10数種類の豚と鶏の各部位で作るスープと平打ち形状のストレート麺を使い、国産バラ肉を使った厚切りチャーシュー、国産ホウレンソウ、レッドキャベツスプラウト、長ネギをトッピングする。
提供メニューは無垢ラーメン(1,200円)、無垢ラーメン半熟しお玉子入り(1,400円)、無垢ラーメンチャーシュー増し(1,700円)、甲州黒毛和牛ローストビーフ丼(2,000円)。
同館営業戦略事業部の栗原幸司さんは「新型コロナウイルスの影響で当館が休館していた時期に同店は卒業したため、お客さまに卒業を告知した上で最終日を迎えられなかった。このような事情から復活を望む声が非常に多い店舗だったので、この機会にお越しいただけたら」と話す。
営業時間は日によって異なる。入場料は、大人=450円、小中学生・高校生・シニア(65歳以上)=100円、小学生未満無料。「無垢ツヴァイテ」の出店は2024年1月10日まで。