横浜市営地下鉄センター南駅近くの住宅街にある「地湧庵農園横浜営業所」(横浜市都筑区茅ケ崎東3、TEL 045-942-0197)で11月から、種子島産の安納芋を使った「つぼ焼きいも」の販売が始まった。
横浜市内の学校で教員を務めた河東大詔さんが退職後に、自宅前で始めた同営業所。毎年秋には、生まれ故郷の種子島で収穫した安納芋を「つぼ焼きいも」にして販売している。つぼの中でゆっくりと焼く安納芋は糖度が増し、スイートポテトのようになる。
自宅前での提供のほか、商業施設などのイベントへの出張販売、福祉施設や企業へも提供してきた。年々河東さんの「つぼ焼きいも」の人気が広がり、近隣のほか遠方から来店する客も増えているが、いもの販売は今シーズンで終了するという。
河東さんは「2008年から続けてきた販売所。おかげさまで多くの方に知っていただけるようになり、とても感謝している」と話すほか、販売終了については「きっかけは近年の梱包(こんぽう)資材や輸送費の高騰と種子島での人員不足だった。15年という切りの良さと私も78歳を迎えて、また新しいことに挑戦したくなったこともあって、今回区切りをつけた」と前向きに話す。
営業は毎週金曜・土曜・日曜、祝祭日の11時~19時。販売価格は、つぼやきいも=100グラム180円、生いも=1キロ500円。販売は2024年3月までを予定。