節分行事の展示が2月1日~3日、大塚・歳勝土遺跡公園(横浜市都筑区大棚西)内「都筑民家園」で行われる。
江戸時代の民家「旧長沢家」(横浜市指定文化財)を移築した古民家を公開している同園。主屋と馬屋を中心に管理棟・庭・茶室などで構成され、当時の生活様式を見られる貴重な場所として地域に親しまれている。
毎年節分には、主屋と庭で節分イベントを開催し、年男・年女が豆をまいて多くの人出で盛り上がる。今年はおととし・昨年に続き、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、豆まきは中止。代わりに、主屋内で福茶や柊鰯(ヒイラギイワシ)など日本の伝統的な節分のしつらいを展示する。
同園の木村格さんは「床の間には節分の掛け軸、板の間には豆と昆布を入れた福茶などを飾り、旧暦の1年始めとして無病・息災を祈念する。季節の変わり目に家族の健康と社会の安寧を願う日本の文化を伝承したい」と話す。
展示時間は各日10時~16時。