3月13日に初日を迎える大相撲春場所の新番付が2月28日に発表され、十日市場中学校(横浜市緑区十日市場町)出身の荒篤山(こうとくざん)関が西前頭16枚目で新入幕を果たした。
1994(平成6)年3月11日生まれの荒篤山関。フィリピンの母の実家で育てられた後、12歳で来日し十日市場中学校に入学した。卒業後は2009(平成21)年春に15歳で荒汐部屋の研修生となり、同年9月に初土俵を踏んだ。昨年5月には新十両に昇進し、九州場所では11勝、今年の初場所では10勝を挙げた。
入幕した横浜出身力士は、1996(平成8)年に引退した鬼雷砲関以来26年ぶり。今回の入幕に合わせて地元有志による荒篤山横浜後援会も立ち上がった。
荒篤山関が中学時代野球部に所属していたことから、28日には同校野球部生徒らによるオンライン激励会が開催される。