浴衣姿で来館すると入場が無料になるサービスが7月23日、新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2、TEL 045-471-0503)で始まった。
「昭和33年の下町」を再現した館内に、全国のラーメン店(時期ごとに入れ替わる)が出店する同館。ラーメン店のほか、駄菓子店やスナックなどもあり、昭和の雰囲気を盛り上げている。
毎年夏に行われている恒例企画で、期間中は浴衣のほかに甚平や作務衣(さむえ)、着物での来館者にもサービスを適用。ラーメンを食べるときに邪魔にならないよう、浴衣の袖を留められる「ウッドピンチ」が進呈される。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、4月から約3カ月にわたり臨時休館していた。7月7日には入館時の検温や入場制限、館内換気、設備の消毒などを徹底して営業を再開した。再開後しばらくは来館客数が増えていたが、7月末にかけて関東圏の感染者数増加の影響もあって、客足が鈍くなっている。
営業戦略事業部の栗原幸司さんは「祭りや花火大会の多くが中止になる中、浴衣を着て出掛けられる場所として当館を利用いただけたら」と話す。
営業時間は当面の間11時~21時。入場料は、大人=380円、小中学生・高校生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。「浴衣で入場無料」は8月31日まで。