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たいまつ持った子どもが町内巡る 横浜・南山田で今年も「虫送り」

昨年の虫送り行列の様子

昨年の虫送り行列の様子

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 地域の伝統行事「虫送り」が7月20日、横浜市都筑区の南山田地域で行われる。

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 「虫送り」は、江戸時代から始まったといわれる伝統行事のひとつ。南山田でも古くから行われており、戦後には一時中断したものの、1976(昭和51)年に復活し「虫送り保存会」を中心に毎年行われてきた。

 もともと豊作を願う行事で、稲の穂につく害虫をたいまつの明かりで集めて、おはやしに乗せて町内の外まで追い払っていた。水田が少なくなった現在では、町内の人々の災いを追い払う行事として引き継がれている。2005(平成17)年には横浜市指定無形民俗文化財に指定された。

 当日は、18時に南山田の山田神社(横浜市都筑区南山田町)をおはやし行列が出発。19時には港北カレクトオート駐車場(南山田町)と菊屋寝装店(同)で約200本のたいまつに火をともす。たいまつを持った子どもたちは、笛、太鼓、鐘のおはやしを先頭に、なつみかん公園(都筑区牛久保東2)まで町内を巡る。

 行事は「虫送り保存会」のほか、JA南山田支部や消防団、交通安全協会らが協力して、安全にも配慮。公園ではたいまつを集めておたきあげを行い、おはやしと獅子・ひょっとこの演舞が披露される。

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