横浜貿易倉庫港北営業所(横浜市都筑区池辺町)で4月7日、使い終えたランドセルをアフガニスタンへ送る活動「ランドセルは海を越えて」のボランティア・イベントが行われた。主催はランドセルの主要素材である人工皮革「クラリーノ」を製造販売しているクラレ(東京都千代田区)。
6年間使用したランドセルを全国から集め、アフガニスタンの子どもたちに贈る同活動。使用できるランドセルを仕分け、現地では勉強道具が不足していることから、ノートなどの学用品を詰めて贈っている。2004年から始まった同活動ではこれまで、11万個以上のランドセルを子どもたちに届けてきた。
今年も1月からウェブサイトを通じてランドセルを募集。全国から約8000個が寄せられた。
当日は同社グループ社員のほか、ランドセル寄贈者、活動を後援する国際協力NGOジョイセフ、社団法人日本かばん協会ランドセル工業会の呼び掛けで集まったボランティア約190人が集合。全国から寄せられたランドセルの開梱・検品・学用品の箱詰めの作業「旅立ち準備」を行った。
「旅立ち準備」が整ったランドセルは今後、NGOジョイセフの協力でアフガニスタンへ向けて出発。秋ごろには子どもたちに届けられる予定。