山田富士公園(横浜市都筑区北山田1)で7月2日、都筑消防団第四分団による震災対策総合訓練が行われた。
普段はそれぞれ仕事を持ちながら、災害発生時に出動して地域の安全を守る消防団。都筑消防団第四分団では現在、地域住民を中心に約70人が活動している。
同消防団ではこれまで、阪神淡路大震災を機に「小型ポンプ操法訓練会」を毎年行ってきた。今回の「震災対策訓練会」は、東日本大震災をきっかけに、防災意識向上と、各設備や資機材をさらに実践に生かせるようにと、隔年で開催されており、今回3回目の開催を迎えた。
当日は、大地震を想定して、倒壊した模擬家屋内からのチェーンソー・油圧ジャッキなどを使用した負傷者救出、救護班による応急手当、二次災害の火災に対応するための放水による消火活動など、日頃の訓練成果を公開した。
広報を担当する第四分団の髙橋正雄部長は「消防団の分団のなかで、これだけ大規模に訓練公開をしているところは珍しいと思う。普段訓練やさまざまな活動を重ねているので、地域の多くの方に知っていただけたら」と話す。