総合住宅展示場「ハウスクエア横浜」内にあるコミュニティーカフェ「Shairly・cafe(シェアリーカフェ、横浜市都筑区中川1)で現在、「ペアレントトレーニング講座・入門編」が定期開催されている。
ペアレントトレーニングとは、発達障がいを持つ子どもの保護者や子育てに難しさを感じる保護者のために、カリフォルニア大学(UCLA)で開発されたトレーニングプログラム。子どもの行動や変化による心理的なパターンを保護者が理解と分析をして、適切な対応をできるようになることが目的。人間の行動原理をベースに、子どもへの対応を保護者自身が学び、変えていく。
日本では、発達障がいのクリニックや療育センターに通う保護者の一部で実践されてきた。障がいの有無に関わらず広く子育てにも活用できるという。
同講座は、ペアレントトレーニングファシリテーターの鈴木紗絵子さんが「多くの保護者に知ってほしい」と10月から始めた。講座のなかでは「子どもにどう対応していいか分からない」「何度言っても分かってもらえない」といった悩みを持つ保護者に子どもとの関わり方、子育てのコツを伝える。
これまでの受講者からは「自分が対応を変えていくしかないのだと改めて認識できた」「理論立てて考えることで気持ちの整理がつけられることも知った」「叱り、罰のデメリットに思い当たることが多いので頑張って改善したい」といった感想があがった。
鈴木さんは「発達障がいかどうか、診断に時間がかかるので広く初期の頃からこのトレーニングを実践してほしい。子育てに難しさを感じている保護者が、叱ること以外の方法を知り、対応できると、子どもとの関係が良くなるので、多くの方に受けていただけたら」と話す。
開講日は12月12日。1月15日、30日(以降未定)。時間は10時30分~12時。参加費3,000円(ワンドリンク付き)。