ハウスクエア横浜(横浜市都筑区中川1)で7月12日、子どもたちだけで「仮想のまち」をつくるイベント「ミニヨコ」の「ミニヨコ夏まつり」が開催される。
「大人口出し禁止」を原則とし、選挙権のない19歳以下の子どもたちが集まり、就労や政治、都市計画など社会の仕組みを遊びながら学ぶことができる「ミニヨコ」。毎年3月に同館で開催されてきたが、今回はそのメンバーが集まり子どもたちだけで「夏まつり」を企画する。
当日はわたあめ屋、射的屋、やきそば屋など子どもたちが企画・運営する屋台が出現。子どもたちは各屋台で「アルバイト」することで屋台で使える夏まつり券を得ることもできる。開催時間は10時~16時。夏まつり券1枚つづり300円(各屋台は1回50~100円)。
同館ホールでは「かながわの水物語」と題して、水の大切さを伝えるビジュアルコンサートも同時開催。音楽や朗読に合わせて、横浜・神奈川の水源地写真を撮り続けている冒険写真家の豊田直之さんの作品を投影する。出演は汐美真帆さん(元タカラジェンヌ・朗読)、尾田大幸さん(ギター)、斎藤文護さん(ベース)、門島昌美さん(脚本)ら。コンサートのあとには子ども向けの水についてのクイズを出題するワークショップも開催する。開催時間は1回目=10時30分~12時、2回目=14時~15時30分(水源地写真の展示は終日)。参加無料。
同イベントを主催するNPO法人ミニシティ・プラスの岩室晶子さんは「子どものためのイベントではあるが、ビジュアルコンサートは大人も楽しめる。豊田さんの水源地の写真は見たこともないアングルで、改めてきれいな水の素晴らしさ、大切さが伝わる作品になっている。この機会にぜひ子どもも大人もご参加いただけたら」と話す。