建設中の「横浜環状北線」で世界最大級の掘削機が発進

発進ボタンを押す、林文子横浜市長ら

発進ボタンを押す、林文子横浜市長ら

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 新横浜大橋沿い(横浜市港北区北新横浜2)の「横浜環状北線」工事現場で10月5日、シールドマシン(掘削機)の発進式が開催された。

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 同路線は、第三京浜道路「港北インターチェンジ」から首都高速神奈川1号横羽線「生麦ジャンクション」を結ぶ延長約8.2キロの自動車専用道路。全体の約7割(延長約5.5キロ)がトンネル区間となる予定で、外径約13メートル、重さ約2,000トンの世界最大級のシールドマシン(掘削機)2機を使いトンネルを掘り進めていく。

 式典では、シールドマシン2機の愛称「ナッピー号」「コッピー号」を発表。この愛称は、生麦の「な」、港北の「こ」にこの路線によって多くの人が幸せになればという思いの「ハッピー」を掛け合わせたもの。同路線周辺の市民から募集した中から選ばれた。

 その後、来賓の林文子横浜市長らによって発進ボタンが押され、シールドマシンは静かに動き出した。

 林横浜市長は「羽田空港の国際線化、横浜港を含む京浜港の国際コンテナ戦略港湾として選定されたことにより、ますます京浜臨海部と新横浜都心部の連絡強化が必要になってくる。そのなかでこの路線は大変重要なものになる。一日も早い開通のため、安全に工事を進めてほしい」と話した。

 同工事は2012年度の完成を予定していたが、今年9月に2016年度に延期することを発表した。

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