ノースポート・モールの「ワーナー・マイカル・シネマズ港北ニュータウン」（横浜市都筑区中川中央1）で10月27日・28日、国連の難民支援機関「国連UNHCR協会」が薦める映画2作品を無料で上映する「ヒューマン・シネマ・フェスティバル」が開催される。

　紛争や迫害、自然災害などにより避難生活を送っている人々を描いた映画を上映する同企画。全国のイオンシネマズとワーナー・マイカル・シネマズ20カ所で上映されており、神奈川県内では同館でのみ見ることができる。

　上映作品は、アフリカの紛争地域で働く医師とデンマークにいる息子の日常から貧困・いじめなどを描いた「未来を生きる君たちへ」と難民だった母親のルーツを追う双子の姉弟を描いた「灼熱の魂」の2作品。両作品とも米国アカデミー賞のノミネート・受賞作品。

　国連UNHCR協会事業部シニアマネジャーの中村恵さんは「良質な映画を無料で見られる機会なので多くの人に来場していただきたい。映画を見てもらい、人との関係によって起こる感情を共有したり、普段は気にとどめない問題に気づいたり意識を向けたりしてもらえたら」と話す。

　上映時間は、「未来を生きる君たちへ」（27日＝14時～、28日＝16時～）、「灼熱の魂」（27日＝16時～、28日＝14時～）。入場無料（予約制）。