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横浜の名物「浜なし」の収穫がスタート-例年より希少に

樹上で色づき完熟させることで甘みを増す梨

樹上で色づき完熟させることで甘みを増す梨

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 横浜市緑区の「北八朔(きたはっさく)農産物直売所」(横浜市緑区北八朔町 TEL 045-932-3915)で8月18日から、「浜なし」の販売が今年も始まる。

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 「浜なし」とは、横浜市内で栽培する梨の通称。生産量が少ないため直売所や農園直販でのみ販売し、市場には出回らないので希少価値が高い。消費地に近いことから、樹上で完熟させて色づくまで実を育てるので、糖度が高いという。種類は8月に「新水」「幸水」、9月には「豊水」を収穫する。

 北八朔地区は28の梨農園があり、横浜市内でも生産量が高い地域。水田や果樹園が広がる農業専用地区に共同で同直売所を開設している。今年は4月末にひょうが降り、梨に傷がついたほか、病害によってやむなく多くの梨を摘果した。今後の台風の影響も考えられるため、栽培農家の多くは今年の収穫量に不安を持っている。

 北八朔農産物利用組合長の菅原靖夫さんは「今年は栽培に難儀している。私の農園では今年になって初めてハクビシンによる被害が出て、かなりの量を食べられてしまった。収量はいつもより減ってしまうかもしれない」と話す。

 直売所での販売は9月下旬まで。販売時間は10時から。売り切れ次第終了。

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