横浜美術大学(横浜市青葉区鴨志田町)で7月26日、ロンドン2012パラリンピック競技大会「ゴールボール」の日本女子代表選手欠端瑛子さんの大学内壮行会が開催された。
ゴールボールとはパラリンピック夏季大会視覚障害者の種目。アイシェード(目隠し)をした1チーム3人のプレーヤーが、鈴が入った1.25キロのゴムボールを転がし、相手ゴールに入れ得点を競う。前後半合わせて24分で勝敗が決まる。
19歳の欠端さんは同大学美術学科工芸領域の2年生。先天性白皮症で両目に視覚障害を持つが、高校2年からは同競技に本格的に取り組み始めた。今回パラリンピックには初出場で、代表チームではディフェンスの要となるセンターポジションを担当する。
当日は同大学学部長や教授のほか、一緒に学ぶ友人らが多数集まり、学内では初のパラリンピック出場選手へエールが送られた。
ゴールボール日本女子代表チームは、8月31日17時(現地9時)の初戦にオーストラリア。その後アメリカ、スウェーデン、カナダと続く強豪国と対戦する。
欠端さんは「金メダルという目標に向けて日々の練習に取り組んでいる。試合を重ねチームワークも上がり自信もついてきた。頑張りたい」と試合に向けて意気込みを話した。