よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区上白根町)で1月2日、雌のホッキョクグマ「バリーバ」の一般公開が始まった。
バリーバは11月に愛媛県立とべ動物園(愛媛県伊予郡)から来園したホッキョクグマ。 同園では5月に雌のホッキョクグマ「チロ」が急死。以来雄のジャンブイ(19歳)1頭の飼育となっていた。バリーバ(21歳)もパートナーがいない状態だったことから、現在日本動物園水族館協会が推進している「ホッキョクグマ繁殖プロジェクト」の一環で来園した。
同園に慣れるため、1カ月ほど公開に向けて準備を進めてきたが、食事などスムーズにこなし、新年からの公開が実現した。
同園ホッキョクグマ担当の伊藤咲良さんは「当園への興味も増えていて、活発に動き回っている。展示場ではブイを水に投げ込んで遊ぶ姿や立ち上がる姿を見ることができると思う。まだ発情期ではないので、しばらくはジャンブイと交互に公開するが、最近はジャンブイを意識した行動もあるので期待している」と話す。
バリーバの公開は1月2日~9日・14日・15日(16日以降は月曜日・木曜日・土曜日・祝日)。入園料は、大人=600円、中人(高校生)=300円、小人(小・中学生)=200円。