建設中の「横浜環状北線」で社会科見学会-世界最大級の掘削機も

現在世界最大級のシールドマシン2機を組み立てている

現在世界最大級のシールドマシン2機を組み立てている

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 現在建設中の「横浜環状北線」工事現場の見学会が8月9日、新横浜大橋沿い(横浜市港北区北新横浜2)で開催された。主催は首都高速道路(東京都千代田区)。

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 同路線は、第三京浜道路「港北インターチェンジ」から首都高速神奈川1号横羽線「生麦ジャンクション」を結ぶ延長約8.2キロメートルの自動車専用道路。全体の約7割(延長約5.5キロ)がトンネル区間となる予定で、外径約13メートル、重さ2,000トンの世界最大級のシールドマシン(掘削機)2機を使い、トンネルを掘っていく。

 現在は、同掘削機のスタート地点「発進立坑(たてこう)」が新横浜大橋沿いに完成し、今秋の発進を目指し立坑内で同掘削機の組み立て作業を行っている。

 今回は近隣の新羽小学校(港北区新羽町)の親子約30人を対象に「社会科見学ツアー」と題して見学会を開催。同路線の概要説明や同掘削機の組み立てパーツを立坑内へ運ぶための「500トンクレーン」や組み立て中の同掘削機の見学などを行った。

 見学会に先立ち、同社横浜工事事務所長の小嶋俊之さんは「工事現場は常に変化しているところで、現在のシールドマシンの組み立て状況は今しか見ることができない。大きくなって自分で車を運転するようになったら同路線を利用して、建設途中の様子を思い出してほしい」と児童らに話した。

 同工事は2012年度末の完成を目指す。

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