
新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)で8月9日、「挑戦」と「絆」をテーマにラーメン店が不定期で限定ラーメンを提供する企画「ラー博Limited~挑戦と絆~」が始まった。
「昭和33年の下町」を再現した館内に、全国のラーメン店(時期ごとに入れ替わる)が出店する同館。今回は館内に出店経験のあるラーメン店が、新たな技法を使ったラーメンのほか、親子・弟子など人にフォーカスして表現したラーメンを提供していく。
第1弾は今年創業45周年を迎える「げんこつ屋」。2代目の関川匤仁さんが亡き父が生前目指していたという「全国からえりすぐりの食材が集まる都市・江戸を体現する味」に挑戦する。
げんこつ屋は1980(昭和55)年に新高円寺駅前で関川清さん(匤仁さんの父)が創業したラーメン店。鶏・豚・背脂・香味野菜を煮込んで作る白湯スープとマグロ節と利尻昆布を使った和風スープをブレンドしたダブルスープが特徴となる。生前清さんは全国の「最高の素材」を使って、理想とする一杯の完成を目指していたという。
提供するラーメンは「げんこつら~めん"江戸の味"」。熊本県産の地鶏「天草大王」を使ったスープに、群馬県産小麦「つるぴかり」「ゆめかおり」を使った中細ストレート麺を合わせ、鹿児島県産黒豚の肩ロースを燻製(くんせい)仕立てにしたチャーシューをトッピングする。価格は1,250円。合わせて「げんこつら~めん"江戸の味"煮卵入り」(1,450円)「げんこつら~めん"江戸の味"切り落としチャーシューメン」(1,550円)なども用意する。
営業時間は日によって異なる。入場料は、大人=450円、小中学生・高校生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。第1弾の出店は17日まで。