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オカピの赤ちゃん、ズーラシアで10年ぶりに誕生

誕生したオカピの赤ちゃん。8月4日撮影(写真提供=よこはま動物園ズーラシア)

誕生したオカピの赤ちゃん。8月4日撮影(写真提供=よこはま動物園ズーラシア)

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 オカピの赤ちゃんが7月30日、よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区上白根町)で誕生した。同園が8月21日に繁殖成功を発表した。

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 熱帯雨林に生息するオカピはキリン科の動物で、国際自然保護連合(IUCN)レッドリストで絶滅危惧種(EN)「近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの」に指定されている。現在国内でオカピを飼育する動物園は、同園と横浜市立金沢動物園(金沢区)のみ。飼育数は今回生まれた1頭を含めて、両園合わせて5頭となった。

 同園でオカピが繁殖成功したのは2014(平成26)年以来10年ぶりで、その時に生まれたララ(雌、9歳)が今回出産した。赤ちゃんの性別は不明。ララは赤ちゃんの毛繕いをしたり授乳したりするなど順調に子育てをしているという。同園は親子共に落ち着いたことから、繁殖成功を発表した。これから親子で展示場に出られるように練習をしていくという。

 飼育展示係の藤澤加悦さんは「オカピの赤ちゃんは、大人のオカピと比べると毛が長い。オカピの親子を通じて、オカピやその他の野生動物、その動物たちが今置かれている自然環境にも興味を持ってもらえたらうれしい」と話す。

 一般公開時期は未定。

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