宮城・気仙沼の奇跡の大漁旗など東北の手仕事品を展示-ハウスクエア横浜で

気仙沼・上鮪立の「大漁旗」

気仙沼・上鮪立の「大漁旗」

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 ハウスクエア横浜・住まいの情報館(横浜市都筑区中川1)1階ハウスクエアホールで6月10日から開催される「東北の手仕事」で、気仙沼の大漁旗や天旗など東北の手仕事品が展示される。

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 東日本大震災で被災した東北の名産品や工芸品、民芸品などの展示・販売を行う同イベント。同日開催している世界各地の手仕事品を集めた「手仕事フェスタ」と同じ会場で行う。

 今回は気仙沼・上鮪立の「大漁旗」を展示。上鮪立の大漁旗は大半が津波に流されてしまったが、展示される大漁旗は同地の漁船オーナーが自宅に保管していたため、奇跡的に津波を免れた。

 同じく気仙沼の大漁祈願を込めた伝統の凧「天旗」や、秋田のミノ・古麻着物などの民具、津軽地方の伝統技法「こぎん刺し」で作られた着物なども展示するほか、宮城県丸森町に伝わる繭から糸を作る技法「奥州座繰り」の実演なども行う。

 期間中、気仙沼で津波により引き裂かれた大漁旗を来場者が参加して補修するイベントも開催。補修された大漁旗は現地に届けられ、ほかの大漁旗とともにイベントなどで使われるという。

 「東北の手仕事」を企画した神保裕子さんは「東北のことを知りたいという思いから今回の企画を始めた。ゼロからのスタートだったがさまざまな方とのつながりを感じながら開催にこぎ着けられてうれしい。特に東北の方からは快く協力を得られ、逆に元気を頂けた」と話す。

 開催時間は10時30分~17時。入場無料。今月12日まで。

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