電子部品製造の「KFE JAPAN」(横浜市港北区新横浜3)は6月1日、小型太陽光発電および蓄電システム「Mobile Solar電力供給システム」を発売する。
出力30ワットの太陽光発電パネル(540ミリ×445ミリ)2枚と、蓄電池をセットにした同システム。日中約10時間でフル充電となり、20ワットのLED灯を最大9時間点灯できる(家庭用電源での充電はできない)。出力は12ボルトの直流電力だが、市販のDC/ACインバーターを使えば、100ボルトの交流電力に変換することも可能。
太陽光発電パネルは折り畳み式で重さは約6キロ。蓄電池は約7.5キロ。日差しのあるところであれば、室内やベランダなどさまざまな場所に工事不要で設置できる。自動車などで手軽に持ち運べることも特徴で、節電対策や災害時だけでなく、旅行・アウトドア利用なども想定している。
同社エコプロダクツ事業部の志摩俊之さんは「当製品は女性でも簡単に持ち運びができ、設置も簡単なことから従来の太陽光発電のイメージを払しょくするもの。携帯電話の充電や扇風機、アウトドアでのテレビ鑑賞など、ちょっとした電力が必要な時に最適」と話す。
希望小売価格は15万7,500円。