東日本大震災の影響で営業時間短縮などを行っている新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)が4月、ラーメン店の入れ替えを行う。
同館は「昭和33年の下町」を再現した空間の中に全国の有名ラーメン店が出店するフードテーマパーク。ラーメン店は時期ごとに入れ替えている。
今回は、昨年3月にオープンした岡山・笠岡の「中華そば坂本」が「卒業」。そのほか東京・荻窪「中華そば春木屋 新横浜ラーメン博物館店」も4月に卒業する予定だったが、東日本大震災の影響で同店の「郡山分店」が被害を受けたことから「郡山分店」の復興を最優先するため、既に営業を終了している。
2店の卒業に伴い、新たに渋谷・神泉「麺の坊 砦」(4月17日)と「二代目 げんこつ屋」(4月20日)がオープンする。
同館広報の佐藤亮介さんは「当館オープン時の『一風堂』『げんこつ屋』の店長を務めた2人が店主となって凱旋(がいせん)する。『一風堂』独立後、10年たった今も渋谷エリアで人気のとんこつラーメン店『麺の坊 砦』、一度は閉店したが創業者の息子が復活させる『二代目 げんこつ屋」は共にラーメンファンでなくても必食の店」と話す。「館内に義援金箱を設置して、被災地域の早期復興の手伝いを少しでもできたら」とも。
営業時間は日によって異なる。入場料は、中学生以上=300円、小学生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。同館では一部の店舗で震災による物流の影響がでているが、今後の状況に合わせて営業していくという。