ハウスクエア横浜・住まいの情報館1階(横浜市都筑区中川1)で2月20日までの木曜~日曜・祭日、展示イベント「手仕事ファクトリー 遊牧民からまなぶ羊毛文化」が開催される。
西アジア・中央アジア(アフガニスタン、イラン、イラク、ウズベキスタン、トルクメニスタン、トルコなど)の遊牧民の毛織物(羊毛)を展示する同イベント。古くから羊を家畜として扱い、常に移動する生活を行っていた遊牧民の長い歴史の中で蓄積された技術や精神を紹介する。
2月5日・12日・13日・19日には各種ワークショップを開催。5日は「羊毛文化の成立ちと風土」と題し、羊毛文化の基本を学ぶトークイベントの後、実際に羊毛(1頭分)で糸紡ぎ体験を行う(参加無料、糸紡ぎ体験は別途材料費実費)。そのほかのワークショップではキリムの技法やフェルト作り、ミニじゅうたん作りなどのトークと実演を予定(トークは参加無料、ワークショップは参加費3,000円)。
同イベントを企画した榊龍昭さんは「遊牧民はすぐに移動するため必要最低限のものしか持たない。そうした遊牧民の道具は、厳しい移動生活の中で耐久性と持ち運びに優れたものとして洗練されてきた。そうした道具のなかには生きる知恵や精神、美があるので、そうしたまだ知られていない文化をこの企画を通して多くの方に知ってもらえたら」と話す。
開催時間は11時~18時(ワークショップは11時~15時30分)。