よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区上白根町、TEL 045-959-1000)で11月14日、先月来園したライオン「フラビア」のお披露目会が開催される。
同園を管理運営する公益財団法人横浜市緑の協会は、ウガンダ野生生物共育センター(UWEC)と2008年から「ウガンダ野生生物保全事業」を行ってきた。この事業では、ウガンダ唯一の動物園UWECと動物飼育や獣医臨床、環境教育などの技術協力を展開している。
10月29日には同事業の一環でUWECから3歳のメスライオン「フラビア」が来園。ズーラシアでは現在、フク(オス8歳)、ソラ(オス8歳)、ニノ(メス3歳)の3頭のライオンが飼育されているが、国外の新たな血統を導入することで繁殖を促す。
お披露目会は園内「アフリカのサバンナ」ライオン展示場前で開催。フラビアの公開のほか、UWECから派遣された研修員による特別ガイドや「ウガンダ野生生物保全事業」の紹介が行われる(15日以降のフラビア一般公開は未定)。開催時間は14時30分~(約40分)。
同園の有馬一さんは「人工哺育で育てられたフラビアは、はるばるウガンダからやって来てくれた。到着した日は表情も疲れて見えたが、徐々に慣れて今では餌もたくさん食べるようになってきた。繁殖を目的としているので、将来はズーラシアのオスと、新たな家族を作ってくれると思う」と話す。
入園料は、大人(18歳以上)=800円、中人(高校生)=300円、小人(小・中学生)=200円、小学生未満無料。