工藤建設(横浜市青葉区新石川4)は1月22日、全国初となるEV(電気自動車)付き住宅「EVハウス 港北ニュータウン都筑の丘」(都筑区早渕2)の販売を開始する。
販売する建売住宅には、1戸につき日産自動車(西区)のEV「リーフ」1台を標準装備し、各戸に専用の充電スタンドも付設する。
住宅は気密性・断熱性の高い鉄筋コンクリート構造で、太陽光発電システムや家庭用燃料電池「エネファーム」を導入。走行中に二酸化炭素(CO2)を排出しないEVとの組み合わせにより、生活上のCO2排出量を従来に比べて7~8割削減することができる。また、太陽光発電の余剰電力を電力会社に売却することで、実質的な光熱費もゼロになる計算だという。
同社の古川英樹さんは「EVハウスはこれまでの省エネ・節約住宅のイメージを一新する新しいエコ住宅。建物自体も鉄筋RCで気密性が高く冷暖房の効率も良い。ぜひ見学にお越しいただければ」と話す。
建物面積は約113平方メートル。リーフを含めた販売価格は6,000万円前後となる見込み。住宅の総戸数は16戸で、5戸を先行して販売。データ検証・実験のために社員が居住する棟を除く残りの10戸も今年春以降、順次販売を予定する。