よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区上白根町、TEL 045-959-1000)で今年8月に誕生した双子のスマトラトラの一般公開が11月22日に始まる。
インドネシア・スマトラ島のみに生息するスマトラトラ。野生の生息数は少なく、現在は世界中の動物園が協力して種の保存に取り組んでいる。
開園当初からスマトラトラを飼育している同園では今年、初めて繁殖に成功。横浜市内でのトラの繁殖は1996年に野毛山動物園(横浜市西区)で成功したアムールトラ以来18年ぶりとなった。
父親ガンターと母親デルとの間に生まれた双子の雌のスマトラトラは、現在体重10キロほど。一般公開後は展示場で元気に遊ぶ姿を見ることができる。
スマトラトラの展示場では、同日よりこの2頭の赤ちゃんの愛称投票を実施。愛称候補は、「ミンピとダマイ」「イネルとアイシャ」「バハギアとチャンティック」の3つが挙がっている。投票は30日まで。
同園広報担当の佐藤都子さんは「赤ちゃんはすくすくと成長し、日に日に大きくなっている。元気に走り回る様子をご覧いただけたら」と話す。
双子のスマトラトラの公開時間は毎日14時~16時。入園料は、大人(18歳以上)=600円、中人(高校生)=300円、小人(小・中学生)=200円、小学生未満無料。