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国内で初めて展示されたオカピ、子ども残し急死-ズーラシア

急死したメスのオカピ「レイラ」

急死したメスのオカピ「レイラ」

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 よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区上白根町、TEL 045-959-1000)で飼育されていたメスのオカピ「レイラ」が2月1日に死亡したことがわかった。

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 レイラはオスの「キィァンガ」とともに1999年の同園開園当時、国内で初展示となった個体。2000年にはアジア初のオカピの繁殖に成功し、メスのピッピを出産した。その後も2頭の子どもを出産(うち1頭は誕生後死亡)するなど国内でのオカピの繁殖に貢献してきた。

 1月30日に餌を食べることがなく、排便もみられなくなったことから治療を始めたが、その効果も無く2月1日に死亡。年齢は17歳で、死因は現在調査中だという。

 同園の飼育展示係長の渡辺聡史さんは「当園の歴史はオカピのレイラとキィァンガとともにあった。とても悲しいが、レイラの残してくれた大きな功績を胸に、スタッフ一同これからもズーラシアの動物たちとがんばっていきたい」と話す。

 レイラの死によって、現在飼育されているオカピは、ピッピ(メス、13歳、レイラの第1子)、ルル(メス、10歳、レイラの第2子)、トト(オス、7歳、レイラの孫)、ホダーリ(オス、12歳、トトの父親)の4頭となった。レイラと共に来日した「キィァンガ」は現在横浜市立金沢動物園にいるという。

 同園では2月5日~16日まで、オカピ展示場前にレイラのための献花台を設置する。

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