よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区上白根町1175、TEL 045-959-1000)で昨年末に生まれたフランソワルトンの赤ちゃん2頭の愛称が2月2日に決定した。
フランソワルトンは霊長目オナガザル科のサル。中国南部からベトナム北部にかけて分布しているが、生息数が少なく国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種(EN)に指定されている。
同園ではこれまで7頭のフランソワルトンを飼育していたが昨年11月と12月にそれぞれ1頭ずつ赤ちゃん(オスとメス)が誕生。今年からは展示場での一般公開も始まった。フランソワルトンは黒い毛だが、生まれたばかりの赤ちゃんは生後4カ月~半年の期間だけオレンジ色の毛となる。これは群れのなかで「子守行動」を誘発させるためと言われている。
今回この2頭の赤ちゃんの愛称を1月8日~26日までの期間、園内で募集。そこからオスのフランソワルトンがライム、メスがユズとなった。
同園飼育展示係の横田真啓さんは「2頭共にすくすく成長しており、母親たちと一緒に葉を食べるところも見受けられる。かわいい赤ちゃんを見にご来園いただけたら」と話す。
入園料は、大人(18歳以上)=600円、中人(高校生)=300円、小人(小・中学生)=200円、小学生未満無料。