
世界文化社は、日本絵本賞受賞・親子で読んでほしい絵本大賞など、数々の絵本賞に輝いた『ねことことり』の続編として、『あおいことり』(作/たてのひろし 絵/なかの真実)を10月2日(木)に発売することを決定いたしました。
◆ 前作と対になる、小鳥の視点で紡がれるストーリー


日本絵本賞や親子で読んでほしい絵本大賞など、多くの絵本賞を受賞した前作から約3年――。
希代の絵本作家・たてのひろしと細密画家・なかの真実が、ふたたびタッグを組みました。本シリーズは、ある理由からこぶしの小枝を求める小鳥と、匂いがわからない猫の物語。前作『ねことことり』と対になる本作は、小鳥の視点から紡がれ、猫や家族との“見えない絆”と未来への希望を描いたファンタジー作品です。
◆ 子どもから大人まで、幅広い世代に響く ―二つの作品を通して描かれるものとは―

<あらすじ>
あおいことりは たいせつな いえをつくるために、もうなんにちも
もりからもりへ こぶしのこえだを さがしまわっていました。そんなある日、
匂いがわからない、ねこにであいます。「……おねがいがあります。
そこにある こえだを、すこし わけて もらえないでしょうか?」
ことりは ねこから いちにち いっほんずつ、こえだを わけてもらい…。
前作以上に、圧倒的なスケールと精緻な細密画で描き出した『あおいことり』。森に芽吹く命と希望の物語は、二つの作品を通して、 世界がより豊かに広がります。
また、美しい細密画は、日本各地のフィールド取材を通して丹念に描かれました。ページの細部に宿る、自然の息吹をご堪能ください。


新刊『あおいことり』のほか、世界文化社から刊行の『うさぎのしま』(作/近藤えり・たてのひろし)、『あまがえるのたんじょう』(作/たてのひろし 絵/かわしまはるこ)も同時展示いたします。
会期:2025年10月3日(金)~2026年1月26日(月)
場所:「絵本美術館 森のおうち」(長野県安曇野市)
http://www.morinoouchi.com/

・10月25日(土)こどもタテノ塾「森で拾ったものを使ってお絵かきワークショップ」
・10月26日(日)おとなタテノ塾「探索・トーク・ワークショップ」
・11月23日(日)トークイベント「たてのひろし、仕事の仕方」~過去を見つめて未来へ(サイン会あり)
お申し込み・お問い合わせ/0263-83-5670 (日~水・金・土 10:00~16:00)
※開館スケジュールについては
「絵本美術館 森のおうち」HPにてご確認ください
◆ プロフィール
作/たてのひろし(舘野鴻)
1968年、神奈川県生まれ。画家・絵本作家。幼少期より、熊田千佳慕氏に師事。『つちはんみょう』(偕成社)で小学館児童出版文化賞、『ねことことり』(世界文化社)・『どんぐり』(小峰書店)で日本絵本賞を受賞。絵本に『しでむし』『ぎふちょう』『がろあむし』(偕成社)、『うんこ虫を追え』『すずめばち』(福音館書店)、『うさぎのしま』「3びきのあまがえる」シリーズ(世界文化社) など、読み物に『ソロ沼のものがたり』(岩波書店) がある。
絵/なかの真実
1984年、神奈川県生まれ。画家・イラストレーター。武蔵野美術大学卒業。デザイン事務所勤務を経てイラストレーターとして活動する中で、舘野鴻氏に絵を学ぶ。『みどりのがけのふるいいえ』(世界文化社)で絵本作家デビュー。『ねことことり』で日本絵本賞を受賞。「いきものづくし ものづくし」シリーズ(福音館書店)の4巻内「しろくろのいきもの」、6巻内「さるのかお」の作画を担当。
◆ 刊行情報
『あおいことり』
■作/たてのひろし(舘野鴻)
■絵/なかの真実
■発売日:2025年10月2日(木)
■定価:1,650円(税込)
■仕様:A4変型・32ページ
■発行/株式会社世界文化社
https://books.sekaibunka.com/book/b10144253.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4418258361
◆ 既刊情報
『ねことことり』
■作/たてのひろし(舘野鴻)
■絵/なかの真実
■発売日:2022年10月4日(火)
■定価:1,650円(税込)
■仕様:A4変型・32ページ
■発売:株式会社世界文化社
https://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/22806.html
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4418228063