タイのラーメン店「新道らぁ麺」が10月28日、新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)に日本初出店する。
「新道らぁ麺」は、元エンジニアのタイ人店主チャワポン・リーピパットパイブーンさん(通称ジョー)が、2017年にバンコクから車で1時間のタイ・ナコンパトム県サラヤーで創業したラーメン店。東京留学中に日本のラーメンに魅了され、ラーメン作りの技術を日本のラーメン店での修業と独学で磨いたという。現在では「タイで最も予約困難なラーメン店」と呼ばれるほどの人気店となった。
同店の味の特徴は「かえし」と「香味油」。あさりだしをベースにナンプラーやオイスターソース、高級生揚げしょうゆをブレンドしたかえしで、タイ料理ならではのうまみと日本のだし文化を融合させた。香味油はムール貝油と煮干し油の2種類を仕込みブレンドして、複層的な香りを作った。名古屋コーチンなどの動物系と羅臼昆布などの魚介系を合わせたスープ、北海道産の小麦「春よ恋」を中心にブレンドした中細ストレート麺を使う。メニューは「新道らぁ麺」(1,200円)ほか。
同館営業戦略事業部の佐藤佑哉さんは「タイで日本のラーメン文化に魅せられた職人たちの情熱が、日本で再び花開く。国境を越えた技術と思いが詰まった『逆輸入ラーメン』を味わってほしい」と話す。
営業時間は11時~21時(土曜・日曜・祝日は10時30分から)。入場料は、大人=450円、高校生以下・シニア(60歳以上)=100円、未就学児無料。