よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区上白根町1175 TEL 045-959-1000)は6月2日より、テングザル公開1周年記念イベントを開催する。
雄の長い鼻が特徴のテングザルは絶滅危惧(きぐ)種に指定されている希少動物。同動物園では2009年6月から公開している。
同イベントではテングザルの入園から1年間を振り返るパネル展示やテングザルオリジナルフィギュアのプレゼントをはじめ、クイズ大会、飼育担当による特別ガイド、テングザル着ぐるみとの記念撮影などのプログラムを展開する。
同園飼育展示係テングザル担当の清野悟さんは「当園の2頭の雄はまだ若く、体も鼻もこれから大きくなるところ。しかし、若いので行動が活発で、見事なジャンプや、暑い日には池で泳ぐ姿など、さまざまな仕草をご覧いただける。今回のイベントを通じ、テングザルの魅力だけでなく生息地のボルネオ島の環境についても伝えらたら」と話す。
プログラムは、テングザルパネル展は6月2日~30日にアマゾンセンター、テングザルフィギュアプレゼントは6月6日と毎週土曜日(各日先着250人)に入園口電光掲示板前、1周年記念クイズ大会は6月6日(13時30~、14時30分~の2回)にころころ広場(雨天時はみんなのはらっぱ大テント、飼育担当者によるテングザル特別ガイドは毎週土曜日(12時~)にテングザル展示場前、テングザル着ぐるみのグリーティングは6月6日(13時~、14時~)にころころ広場(雨天時はみんなのはらっぱ大テント)。
入園料は、大人(18歳以上)=600円、中人(高校生)=300円、小人(小・中学生)=200円、小学生未満無料。
同園は昨年6月7日にジャカ(雄)、ゲンキ(雄)、クルポン(雌)、アプル(雌)、キナンティ(雌)のテングザル5頭を公開。テングザルの飼育は国内では同動物園だけとなる。このうちクルポンは今年1月29日に死亡し、現在は雄2頭、雌2頭が飼育されている。