港北・新吉田で横浜市民俗無形文化財「円応寺の火渡り修行」

火渡り修行が行われる海照山円応寺

火渡り修行が行われる海照山円応寺

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 海照山円応寺(横浜市港北区新吉田町)で10月14日、横浜市の民俗無形文化財に指定されている伝統行事「柴燈護摩火生三昧(さいとうごまかじょうざんまい)火渡り修行」が披露される。

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 「柴燈護摩火生三昧火渡り修行」とは、1300年前から真言密教に伝わるもっとも厳しい荒行。火の上を歩くことによって「日ごろ知らず知らず我々のうちに積もる罪や埃を焼き祓う」とされる。修行者は心身ともに清め「得難きご利益」がいただけるよう自らの心願成就を祈りながら渡るという。

 円応寺では毎年体育の日に行われており、多くの檀家や参拝者が訪れる。当日は、ほら貝の音とともに山伏問答が始まり、斧・弓・刀などの作法を披露。旧年のお札やしめ飾りに火をつけ大きく燃え上がらせたあと、残った火床の上を最初に住職が読経しながら渡り、続いて山伏が次々と素足で渡っていく。火が収まると火床を整え、火をよけて檀家や参拝者も渡ることができ、渡りきると記念に無病息災のお守りが進呈される。

 火渡り修行は13時から。参加は無料。

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