横浜市民ギャラリー(横浜市青葉区あざみ野南1)で2月2日から、沖縄生まれの写真家・石川真生さんの個展「写真家 石川真生-沖縄を撮る」が開催される。
2012年に沖縄本土復帰40年を迎えたことから企画された同展。石川さんは沖縄本土復帰(1972年)前年に起きたデモに参加した体験から「沖縄を表現するために写真家になる」と決意した写真家で、以来40年にわたり「沖縄」をとり続けてきた。2011年には、神奈川県相模原市の総合写真祭「フォトシティ相模原」でプロの部最高賞「さがみはら写真賞」を女性で初めて受賞している。
同展は、デビュー作「熱き日々 in オキナワ」、初公開の「沖縄芝居」、最新作の「森花-夢の世界」の3シリーズで構成。合計53点の作品を展示する。
3日には石川さんが出演するアーティストトーク、11日には同館担当学芸スタッフによるギャラリートークなども予定する。
同ギャラリーの森未祈さんは「今回の3つのシリーズはそれぞれまったく異なる性質のものだが、一貫して沖縄を内側から表現している。特に一人一人に注ぐまなざしは温かい。石川さんの作品を通して沖縄を感じてもらいたい」と話す。
開催時間は、10時~18時。入場無料。24日まで。