横浜市営地下鉄川和町駅近くの「くまの農園」(横浜市都筑区川和町)で12月14日、安納芋の焼き芋の販売が始まった。
くまの農園は、種子島出身の熊野恒次さんが2018(平成30)年に始めたサツマイモの加工所。種子島産のサツマイモをペースト状に加工して、菓子製造業者などに卸す。熊野さんは併設する焼き鳥店「鶏種子(とりたね)」も営む。
毎年冬には、種子島産の安納芋の焼き芋を加工所前で販売する。今年も秋に収穫した安納芋を熟成させて、甘みを引き出してから、焼き芋にした。
焼き芋は安納芋の「安納紅」と「安納こがね」。価格はいずれも100グラム250円。サイズの小さな芋をセットにしたプチ芋セット(1皿1,000円)も提供する。
熊野さんによると、昨年は6トン収穫したが、そのうちの3トンがサツマイモ基腐(もとぐされ)病で、熟成中に廃棄せざるを得なかったという。「今年は豊作で10トン採れたが、昨年に続いて病気の影響があるので、どれくらいが残るか分からない。それでも例年通り甘くておいしい芋を提供するので、期待してほしい」と話す。
年明けには安納芋に加えて、紅はるかやミルクスイート、ふくむらさきなどの焼き芋も店頭に並ぶ。今年新しく植えた品種「きみまろこ」の芋も初めて提供予定。
営業日はくまの農園のインスタグラムに掲載する。営業時間は11時30分~18時。販売は来年4月まで。