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規格外トマト使う「ヨコハマCRAFTOMATO」が日本ナポリタン学会推奨商品に

10月12日に開催された認証式の様子

10月12日に開催された認証式の様子

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 小中学生が企画する規格外のミニトマトで作ったケチャップ「ヨコハマCRAFTOMATO」が10月12日、日本ナポリタン学会の推奨商品になった。

2021年から販売している「ヨコハマCRAFTOMATO」

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 日本ナポリタン学会は横浜発祥といわれるスパゲティ「ナポリタン」の認知を広めることを目的に活動する団体。基準を満たしたナポリタン提供店舗の認定やナポリタン関連商品の推奨を行うほか、関連イベントの企画なども展開してきた。

 「ヨコハマCRAFTOMATO」は、小中学生が地域と連携しながら「地産地消ビジネス」をつくり出すプロジェクト「横浜ジュニアビレッジ 根っこ塾」が2021年から販売している商品。横浜市青葉区の農家で生産された規格外のミニトマトを使ったケチャップで、商品コンセプトやパッケージデザインの考案、PR活動などを子どもたちが担った。

 同学会の田中健介会長は「国産トマト特有のフレッシュで濃厚な味わいはナポリタンに推奨できることはもちろん、商品開発に子どもたちが携わったストーリーにも感銘を受けたことから、当学会メンバーが全員一致で同意した」と推奨商品に選んだ理由を話す。

 同日、「横浜ジュニアビレッジ 根っこ塾」の活動拠点「木風心風堂」(横浜市都筑区中川5)近くの畑で日本ナポリタン学会による推奨商品の認証式を開催した。「横浜ジュニアビレッジ 根っこ塾」に参加する小学5年の柳田佳歩さんは「私たちはこのヨコハマCRAFTOMATOで作るナポリタンやパスタ料理が大好き」と話す。

 同プロジェクトを運営するグローカルデザインスクール(静岡県)社長の大竹千広さんは「商品化してから4年の間に味の改良を3回重ねて現在に至る。今回の認証は、活動が社会で評価されたことであり、子どもたちにとっても当社にとってもうれしく、未来への一歩を踏み出す勇気をもらえた」と話す。

 価格は180ミリリットル=750円。オンラインショップのほか、「木風心風堂」や「里のengawa」(青葉区寺家町)で販売する。

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