
新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)で9月29日、限定ラーメンを提供する企画「ラー博Limited~挑戦と絆~」の第5弾「すみれオールスターズ」が始まる。
「ラー博Limited~挑戦と絆~」は、館内に出店経験のあるラーメン店が「挑戦」や「絆」をテーマに限定ラーメンを提供する企画。新たな技法を使ったラーメンのほか、親子・弟子など人にフォーカスしたラーメンが不定期で登場する。
第5弾のテーマは札幌のラーメン店「すみれ」。1964(昭和39)年に「純連(すみれ)」として札幌に創業した老舗ラーメン店で、創業者の村中明子さんの複数の引退・復活、そして村中さんの家族によるさまざまな店名による開店・閉店を繰り返してきた。
同館では1994(平成6)年から2004(平成16)年まで「すみれ」が出店している。その後村中明子さんによる「らーめんの駅」が2004年から2012(平成24)年まで営業。2012年には「らーめんの駅」と入れ替わりで、明子さんの三男・村中伸宜さんによる「すみれ」が出店して、2018(平成30)年まで営業していた。
今回は「すみれ」に認められ、現在それぞれがラーメン店を営業している弟子が集結。「すみれオールスターズ」として、2、3日ごとのリレー形式で各弟子のラーメンを提供していく。
29日、30日は「大島」(東京都江戸川区)が担当。メニューは「味噌らーめん」(1,300円)、「煮玉子入り味噌らーめん」(1,500円)、「味噌チャーシューメン」(1,750円)など。
以降は「麺屋つくし」(10月1日~3日)、「らーめん みかんと八乃木によるスペシャルコラボ」(4日、5日)、「麺屋 彩未」(6日、7日)、「ら~麺 ふしみ」(8日~10日)、「IOrI(いおり)」(11日、12日)、「らーめん 福籠」(13日、14日)、「札幌ラーメン 郷」(15日、16日)、「三ん寅」(17日、18日)、「狼スープ」(19日、20日)、「すみれ」(21日~23日)、「ムラナカラーメン研究所」(24日~26日)。
同館広報担当の中野正博さんは「今回は各店舗の味による絆リレー。同じ『すみれ』を原点としながらも、みそや麺、スープ、調理法とそれぞれの店が独自の進化を遂げている。これほどぜいたくに食べ比べができる機会は奇跡のようだ」と話す。
営業時間は日によって異なる。入場料は、大人=450円、小中学生・高校生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。