
オリーブ果樹園「横浜オリーブ」とコラボした秋のスポットメニューの提供が9月23日、レストラン&パティスリー「木かげ茶屋」(横浜市青葉区荏田西1)で始まった。
同店はカジュアルフレンチやイタリアン、洋食を提供するレストランと自家製ケーキや焼き菓子を提供するパティスリーを併設する。今回は緑区鴨居町にあるオリーブ果樹園「横浜オリーブ」とコラボレーション。同果樹園はJR横浜線鴨居駅周辺の16カ所の畑でオリーブを育て、自社の搾油工場でオリーブオイルの精油も行っている。
秋のスポットメニューは、レストランのアラカルトメニューで提供する季節の前菜「横浜オリーブのサクサクサブレ 生ハム、ゴルゴンゾーラチーズ、無花果(いちじく)添え」。オリーブの木の刈り込みで出るオリーブの葉をパウダー化したものをサブレに使った。価格は1,595円。
サブレはオリーブの葉パウダーの独特の苦みを生かすためにチーズも一緒に練り込み、低温でじっくりと焼き上げる。トッピングの生ハムやチーズ、イチジク、バルサミコなどの塩味や酸味と合わせることで調和の取れた風味と味わいを目指し、ローストしたクルミを使うことで食感にもこだわったという。食材の入荷状況でトッピングが変わる場合もある。
シェフ・パティシエの土志田雅章さんは「横浜市内でオリーブ果樹園があることを知り、何か一緒にできないかと考えた。オリーブの葉のパウダーは扱いが難しかったが、苦みをうまく長所にできたと思う。パティシエ目線で、例えばサブレの形を葉っぱの形にしたほか、色合いも華やかにした。見た目も楽しんでほしい」と話す。
営業時間は11時~21時30分。提供は10月末までを予定(延長の場合あり)。