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北山田の居酒屋「eni-si」が10周年 店舗刷新や「炊き肉」導入など試行錯誤の営業

「和cocoro dining eni-si(縁)」店主の平林隆義さん

「和cocoro dining eni-si(縁)」店主の平林隆義さん

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 横浜市営地下鉄北山田駅近くの「和cocoro dining eni-si(縁)」(横浜市都筑区北山田2、TEL 045-620-5889)が8月23日、オープン10周年を迎えた。

看板メニューになった「炊き肉」

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 和食や創作料理を提供する居酒屋として2014(平成26)年にオープンした同店。客層や駅利用者の動きに合わせて、メニューの入れ替えやランチ営業の工夫などを続けた。2020年には新型コロナウイルス禍を機に営業体制を見直して、焼き鳥と串揚げを中心に提供する「焼き鳥・串揚げeni-si(縁)」としてリニューアルした。

 2022年には焼き鳥に代わる新たな看板メニューとして、鹿児島発祥の鍋料理「炊き肉」の提供を開始。中央が丸くくぼんだ専用鍋を使い、くぼみ部分にたれを入れて、鍋の縁に敷き詰めた肉と野菜を中央に崩し入れながら炊いて食べる。鹿児島以外で提供する店は少ないという。このタイミングで店名を「和cocoro dining eni-si(縁)」に戻した。

 現在はファミリー層やパパ友・ママ友同士の来店が多いという。店主の平林隆義さんは「10年前は北山田駅周辺に飲食店が少なく、地域貢献の意味も込めて飲食店をオープンしたが、当初は来店客が少なく本当に苦労した。メニューの刷新や営業の仕方を工夫して、少しずつお客さまが増え、コロナもなんとか乗り越えられた。途中で諦めずに続けたことで、今ではこの店が自分の人生の自信や生きがいにつながっていると思う」とこれまでを振り返る。

 営業時間は17時~22時。

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