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横浜・青葉の小麦を使ったオリジナルビール完成 区内飲食店で10月23日解禁へ

サンプル缶を手に持つプロジェクトリーダーの奥山誠さん

サンプル缶を手に持つプロジェクトリーダーの奥山誠さん

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 横浜市青葉区産の小麦を使ったオリジナルビール「Angel with Blue Wings~青い羽の天使たち~(通称あおば小麦ビール)」が完成し、10月23日に区内飲食店で提供が始まる。

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 区内で栽培・収穫された小麦を活用し、地産地消を推進する「横浜あおば小麦プロジェクト」の一環で造った同ビール。小麦は、ベーカリーカフェコペ(横浜市青葉区青葉台1)と障害者福祉施設を運営する社会福祉法人グリーン(横浜市青葉区鴨志田町)が中心となって育てた横浜あおば小麦(国産品種「さとのそら」)を使う。

 2017(平成29)年に始まった同プロジェクトではこれまで、収穫した横浜あおば小麦を小麦粉として精製。区内の飲食店の料理に使ってもらえるようプロモーションしてきた。

 昨年末には横浜あおば小麦を使ったオリジナルビール造りの準備を開始。製造は醸造所「TDM1874ブルワリー」(横浜市緑区十日市場)に依頼し、今年春の完成を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大のため延期となった。

 神奈川県の緊急事態宣言が解除された5月以降、区内の飲食店では徐々に客足が戻ったものの、売り上げ減など厳しい状況が続く。横浜あおば小麦を使う飲食店からの要望もあり、同プロジェクトでは「コロナ禍の中、明るい話題を提供したい」と再度ビール造りに挑戦した。

 350ミリリットル缶のビールは約1000本の限定生産。缶のラベル貼りは青葉区桜台のB型作業所「エキープ」が担当した。ラベルにはシリアルナンバーを記す。

 10月23日19時に区内の飲食店で解禁予定。取扱店は、「ジョル二カフェ玄」「タベルナクアーレ」「シュタットシンケン」「ステーキ グリルC」「キールズバーハウス」「Rin5Lifeーりんごらいふー」「横浜鳥鮮」「ひとくちぎょうざ火炭鳥炉」「kamakitchen」「レロエ・クオーレ」「麺やはる」「ハンガンスンドゥブ」「ラーメン246亭」「インド料理 アマル」「和菜食堂秀」「みかわ」「2 ba.naneira.ドイス バナネイラ」「クアットロパンキーネ」「ナチュラーレ・ボーノ」「maaru」「オステリア・パーチェ」「トラットリア・シャント」「そばくろ」「オリバル」「ウチルカ」「Bar La pomme」「3丁目カフェ」「コボルバ」(10月17日現在)。

 プロジェクトリーダーの奥山誠さんは「オレンジピールの入ったビールは爽やかな味。ラベルのシリアルナンバーを使った抽選企画なども考えている。来年以降も生産を続け、横浜を代表するようなビールにできたら」と夢を語る。

 11月以降は持ち帰り用の一般小売りも予定。

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