新横浜国際ホテル(横浜市港北区新横浜3)で7月7日、新横浜の5つのホテルの従業員が一堂に会する「食の安全大会」が行われた。
各ホテルの利用客へ提供する食事やサービスの向上と意識の確認を目的に始まった同企画。毎年7月に各ホテルで開催されている。10回目となる今年は、新横浜が国内でも珍しい「オフィス街と農地が隣接」していることから「地元の農業を知る」がメーンテーマになった。
参加は新横浜国際ホテル、新横浜プリンスホテル、新横浜グレイスホテル、新横浜フジビューホテル、ホテルアソシア新横浜の従業員。全員が各ホテルのユニホームで企画に臨んだ。
前半は地元農業の紹介で、イチゴをはじめ各種野菜の栽培と路地販売を展開している「ながさわファーム」(港北区新羽町)と、新横浜LED菜園を運営するほか植物工場装置の販売・施行も手掛けるアグリ王(新横浜1)をゲストに招いた。ながさわファームの野菜は新横浜のホテルでも使用されているほか、新横浜国際ホテル内のレストランには、アグリ王の店内用の植物工場装置が設置されている。
後半は、ながさわファームや新横浜LED菜園で栽培された野菜を使った料理の試食。各ホテルのシェフが創作したオリジナル料理を参加者で味わった。
新横浜国際ホテルを運営する国際ホテルの寺谷捷彦社長は閉会の言葉として「新横浜のホテルが相互に刺激をしながら、衛生管理の向上を目指そうと始まった当会。今回は10回目ということでいつもと違うことに取り組んだ。これを機に、これからも新横浜のホテルが一つになって、お客さまに安心・安全を提供していきたい」と話した。