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希少な横浜の「浜なし」「浜ぶどう」、港北の直売所で販売終了間近

浜なしを栽培している笈川農園の梨

浜なしを栽培している笈川農園の梨

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 「JA横浜新田支店前直売所」(横浜市港北区吉田東8)で現在、「浜なし」と「浜ぶどう」が販売されている。

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 「浜なし」と「浜ぶどう」は、横浜市が認定した果樹生産者団体の統一ブランド名で、生産農家は講習会・巡回検討会などを行って品質向上と栽培技術の習得に努めている。梨は大玉、ぶどうは大粒で糖度が高いのが特徴。完熟で販売されるためみずみずしく人気が高いが、生産量が少ないため直売所での販売や農園直販のみとなる。希少価値も高く、販売前には行列ができ、すぐに売れ切れてしまう日もある。

 同直売所は、港北区内の生産者の共同直売所。梨の品種は「新水」「幸水」「豊水」の3種類を扱う。もともと「幸水」は数が少なく8月下旬からは「豊水」を中心に入荷している。ぶどうは生産地区の中でも横浜一の生産量を誇るが、入荷は梨よりも少なく入荷のない日もある。「竜宝」という種類を中心に、9月には「巨峰」も出回る。

 直売所に卸すほか、自分の梨園でも販売をしている笈川梨園(横浜市港北区新吉田町)の笈川政和さんは「かなり遠くから買いに来られる人もいる。毎年おいしい梨を食べてもらえるように減農薬でがんばって作っている。今年は気候が良かったので甘く実っている」と話す。

 JA横浜新田支店直売所での販売は9月10日まで。早く終了する場合あり。販売は月曜・水曜・金曜日の10時から(売り切れ次第終了)。

 笈川梨園では、原則毎日10時から販売(売り切れ次第終了)。

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